もしあなたが、病気や事故で身体が動かなくなったらどう生きますか?
あなたはどう生きますか?
とある診察室。検査の結果を見た医師があなたにこう伝えます。
「あなたは、数年後寝たきりになります。」
ある日、あなたがいつものように歩いてコンビニに向かっていると、車が突っ込んできました。意識を失い、目が覚めると医師があなたにこう伝えます。
「あなたは、これから車いすでの生活になるでしょう。」
病気や事故によって、身体が不自由になる。これは、誰にでも起こる可能性があります。こうしてブログを書いている私も、5分後どうなっているか分かりません。
病気や事故だけでなく、災害に巻き込まれてしまうかもしれません。もし、身体が不自由になったらあなたはどうやって生きていきますか?
12月18日、博多が笑いで包まれた
とまぁ、なんとも重苦しい感じで書き始めましたが、昨日は私主催のイベントでした。
●イベントタイトル
「これから寝たきりになる人&突然身体の自由を失った人」に酒を飲みながら何でも聞ける会
ゲストは、PLSという病気で、いつかは寝たきりになるおっちーさん。ラグビー中に、首の神経を傷つけ、手足が不自由になったさわだくん。
二人とも病気やケガの影響で、歩くことが難しく車いすの生活をしている。
でも、二人とも底抜けに明るい。そして、今を楽しんで生きている。もうね、まじ良かった!!笑
なんで、その状況で明るくいられるか不思議に思いますよね?
なんで、その状況で楽しく生きれるか不思議に思いますよね?
そんな疑問をバンバンぶつけていき、目に見えない壁を取り払っていく。障がいという、センシティブなところに、どんどんぶっ込んでいく。
和気あいあいと皆が「障がいの有無」など関係なく、酒を酌み交わしている。聞きたいことを聞きまくっている。
この空間では、「障がいは個性である」という、きれいごとの“塊”のような言葉が、本当に馴染んでいたように感じた。二人と話すために、皆が二人の周りを取り囲む。そして、そこには笑顔があった。
しかも聞いてください。こんなニッチなイベントに、主催者含め47名の参加者!これは嬉しい。
「過去を悔いても仕方ない。未来をどう楽しく生きるか考えている。」
「障がいを受け入れることはまだできていない。でも、受け入れなくても楽しく生きることはできる。」
二人の言葉を聞いて、博多に仏が来ているかと思いましたよ。いつもは、エロいことしか言わない人たちなので…笑
でも、もっといい言葉を言っていたように思います!残念ながら、私は空腹でビールをずっと飲み続けてたので、記憶が断片的であまり覚えていません…笑(だれかまとめて笑)
そしてもう一人のゲスト
実は、もう一人ゲストを呼んでいました。それはけんと君という中学二年生の男の子。
中学生だからと甘く見てはいけません。
●スタッフも出店者も全員こどもの「こどもばんぱく」主催
●乙武さんの講演会主催
など、様々なイベントを手掛けているスーパー中学生。
今は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)ブランドを立ち上げる準備をしているそう。。末恐ろしい!笑
まずは、かっこいい・かわいい・ユニセックスの3パターンのTシャツを作るとのこと。
彼のすごいところは、「やりたい」と思ったら、「行動」するところ。できない理由を考えない。そして、言葉の一つ一つにしっかりと「想い」がのっている。
31歳にして、けんと君から学べるものがたくさんある。いや、ありすぎる。もう、めちゃくちゃ応援する!!笑
私ができるバリアフリー
まだ、「健常者と呼ばれる人」と「障がい者と呼ばれる人」の間には大きな壁があるように感じます。これは、お互いの事をよく知らないからだと思います。
私は、段差をスロープにしたり、点字ブロックを設置したり、緊急時にランプが点灯する設備を作ったりはできません。そんな力もお金もありません。
なので、私は酒を飲むイベントを通じて、バリアフリーな世の中を目指したいと思います!笑
お酒って本当にすごくて、知らない人とでもすぐ仲良くなりません?仲良くなった瞬間、大きな壁はなくなっています。
私は、カチッとしたことが苦手です。ゆたーとした感じが合っています。バリアフリーな社会にするには…と考えるより、とにかく酒を飲んで、みんなで笑って、楽しかったねー、バイバーイ、ってのを100回ぐらい繰り返したい。そしたら、多分、世の中は少し良くなっていると思う。
そんな活動を今後も続けていきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!!